【裏ワザ】弁護士は言えない別居前に「防衛のためにしておきたいこと」

離婚準備

2022年5月某日ダンナが家を出ていきました。娘と2人暮らしが始まったのですが…これがもう快適すぎる。洗濯物が減る、部屋が汚れるスピードが落ちる、食事を作る量が減る、帰りが遅くなっても家の空気が暗くない、裸でリビングウロウロできる、お風呂も好きなタイミングで入れる、テレビの視聴権の復権等々…。

しかし当然、あああーしまった、やられた!っていう失敗もありました。。。

そこで遠い未来に別居の予感がある妻ズのみなさん、いつか離婚してやるけど今じゃない妻ズのみなさんに私の経験に基づいてお伝えしておきたいと思います。もう別れたい…でも子どもが…。これからお金を貯めて、それから…。わたしもそんな一人でした。まだまだ先かもしれないけど、その時がやってきたとき困らないようにしてほしいと思います(ウチは思っていたよりすぐにその日がやってきました)。

夫がガッチガチに家計管理をしている妻ズのみなさんにはハードルが高いかもしれませんが、妻に丸投げタイプの夫の場合はぜひできそうなことを、試してみてください。

財産隠しではなく、生活の防衛のため

ちなみにこれらは弁護士さんなどがおおっぴらにはおススメしません。というか、できません。なぜならあなたの「財産隠し」とみられてしまうからです。もし、夫の側に弁護士か付いて、正式に提出を求められたら隠し続けることはできません。しかし、これらを夫側に持っていかれたがために、たちまち生活に困窮するようなことがないよう、しっかり防衛をしておいてほしいと思います。

一つ気を付けておいてほしいのは、当然こちら側も「無駄遣い」は決してしてはいけません。しかし生活に必要と認められる分のお金は使ってもいいのです。だって、離婚届を役所に出すまでの間はまだ夫婦なんですから。そして法律上の夫婦の間は、収入の多いほうが少ないほうに対して生活費を払わないといけません(これを婚姻費用といいます)。あなたの婚姻費用がいくらかはネット上に多くの計算ツールがあるので、ぜひ調べてみてください。計算して出てきたその金額分はトーゼンに生活費としてもらってもいいあなた側のお金です。

夫のお金、無駄遣いしたらいけませんが、アナタの分は使ってOK

防衛のためにやっておくべきこと5つ
  • 夫の口座から引き落とせるクレジットカードを作っておこう
  • 銀行の通帳は片付けておこう
  • 銀行の届出印は確認しておこう
  • 夫の口座はネットバンキングできるようにしておこう
  • マイナンバーカード、免許証、パスポートのいずれかのコピーをとっておこう
  • 家の権利証を片付けておこう
  • 保険証書を片付けておこう

私は、家にあるすべての通帳を無防備にひとまとめにしてすぐに探し当てることができるところに放置していました。それが手痛い失敗です。

いままで家計管理を私に丸投げしていた夫はどこにどれだけのお金や資産あるか全く知りません。しかしさすがに離婚を視野に入れると、すべての財産をくれていやる、という訳にはいかないようです。

夫の口座から引き落とされるクレジットカードを作っておこう

ウチの場合、食料品を含む買い物はほぼすべてクレジットカードを使用しています。そして代金の引き落としは夫の口座です。ということで、生活費がすぐにない、ということは免れました。また光熱費や水道代も都度支払いをしている場合は夫の口座からの自動引き落としか、クレジットカードでの引き落としにしている方が安心です。夫が給与振り込み口座を変えてしうとアウトになりますが、それまではなんとかなります。

銀行の通帳は片付けておこう

夫のメイン口座(給与振り込み口座)の通帳とハンコは持っていかれてしまいました。しかしまだキャッシュカードは残っていました。現金が必要な時はこちらから引き出すことができます。必要な生活費は使うことができます。私が相談した弁護士さんからのアドバイスですが、念のため夫に対しては「生活費(または婚姻費用)を請求します」と明言をしておいたほうがいいようです。

銀行の届出印は確認しておこう

キャッシュカードは無事でしたがメイン口座の届出印は持っていかれていました。

しかし、これがないとおろせない他の通帳があってめっちゃ困りました(キャッシュカードもなかった)。メイン口座以外の届出印は自分のものにしておくべきでした。夫のメイン口座以外は自分の印鑑で届け出ておくことを強くおススメします。

夫の口座はネットバンキングできるようにしておこう

うちの夫は通帳を持って逃げましたが、私が家のお金の一切を管理していたので、ネットバンキングに登録されていることを知りません。もちろん勝手にお金を振り込んだりするのが目的ではなく、残高の経緯がスマホやパソコンで確認するためです。毎月の給与は支払われたか?ボーナスは?新たに口座から定期的に引き出されているお金がないか…?毎月ヒヤヒヤしました。ちなみにこれでうちの場合はボーナスのみ別口座に変更されたこと、新しく借りている(であろう)家が約10万円、ということが判明しました。

マイナンバーカード、免許証、パスポートのいずれかのコピーをとっておこう

夫がいなくても役所や学校などに諸々の届け出が必要になります(うちの場合はふるさと納税のワンストップ申請など)。そんな時に何らかの身分証明書の提示を求められることも少なくありません。その時に全て持っていかれいたため、とても焦りました。よくよく調べてみると本人の身分を証明できるものは何もないのです。

しかし思い出したのです。半年前に取ったマイナンバーカードの写真があったことに。これで何とか事なきを得ました。

コピーでも写真でもいいですし、スキャンなどあればなおよしですね。離婚届を出すまでは夫婦なんで、やるべき手続きは代理で粛々とを進めていきましょう。

家の権利証は片付けておこう

聞いた話では、住んでいる家を勝手に売りに出す夫もいるそうです。我が家の場合も、いつの間に査定に出されていました。ローン残高より高く売れるとわかれば、喜んで思わず勝手に売る方向に走ってしまう夫もいるかもしれません。離婚が成立するまでは共有財産なので、勝手なことをされないようにそっとしまっておきましょう。

保険証書は片付けておこう

死亡保険や医療保険などは、保険の契約者本人に解約や変更の権利があります。妻が手続きを行えるのは本人による自署がある委任状があるときです。保険の証書を持っていかれて勝手に解約→現金化されても法的には何の問題もないのです。現金化されてもう使い込んだと言って隠されてしまう前に、そっとしまっておきましょう。

残念ながら、これらは弁護士さんなどを通じて提出を求められた時には正直、拒むことはできません。ですが、先方が存在を知らないものは請求することができません。うちの場合は、夫があまりにもなにも知らな過ぎて少なくとも半年近くは私の手元にありました。きちんと家計管理をしている妻ズのみなさまはへそくりだけではなく、さまざまな面からしっかり備えておきましょう。

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